中古車市場で人気のある車は、一般的に買取査定も高価になります。逆に、車を買うときから売却価値(リセール・バリュー)を意識すると、その後の乗り換えもお得にすませることができるかもしれません。中古車の人気は、その時々の流行などもありますので一概には言えませんが、変動が少ないであろう傾向をいくつかご紹介します。

●ボディカラー
一般に、シルバー系・ホワイト系・ブラック系の、モノトーン色が人気だと言われています。モノトーンの中でも年度によって流行が違うようなのですが、同車種・同程度の中古車でも“色が違う”というだけで販売価格が50万円も変わる、というケースがあります。中古車での販売価格が高いと、それだけ買取時の査定も高額が期待できますので、中古車情報誌などで流行を見てみるのも良いでしょう。また、車種によっては独特の人気色があり、たとえばイタリア系のスポーツカーなどはレッド人気が顕著です。

●国内で人気のある外国車種・海外で人気の高い国産車種など
BMWセダンやベンツなどは国内でも安定した人気がありますので、今後も買取査定での値崩れはあまりないものと思われます。他に、国内だけでなく海外でも評価の高い車種があり、それらも買取査定時には力を入れられ、高額でしょう。

●独特の市場があるもの
たとえば、国産の軽自動車でもスズキのジムニーなどは独特の市場があり、多少年式が経った車でも高値で取引されています。「流行に左右されないスタイルを認められている」「カスタマイズパーツが多く、遊べる」などの理由でマニアに支えられている車種は、買取査定額も大幅に下がることはないでしょう。この場合、それぞれの専門店が特に高く買ってくれそうです。

同じ車種・程度の中で比べると、一般的に年式は新しいほど買取の際も有利になります。特にその車種がヒットしてたくさん出回っている場合など、その傾向は顕著になると思われ、より年式の新しいほうが高く売れることになるでしょう。

また、判断が難しいのですが、新車販売の動向によっても買取査定額が違ってきます。たとえば、A車がモデルチェンジを発表した場合、「新型A車に乗りたい」と旧型A車を手放す人が多くでてくると予想されます。そうなると旧型A車が中古車市場に多く出回ることになりますので、価値が下がることになり、ひいては買取査定のときにも渋く抑えられがちになるでしょう。また、A車のライバルであるB車がモデルチェンジして評判が良い場合なども、同じような理由でA車の買取価格に影響が出てきます。

いずれにしろ、新型が発表される前に売りに出したほうが買取査定も有利です。そういう意味で、“その車種発売から5年以内”の買取査定がもっともお得、ということになるでしょうか。これを過ぎて、次の車検(つまり7年目)になると、2代・3代とモデルチェンジがされていますので、それだけ買取査定時の評価も下がります。

せっかく手に入れた愛車は大切にしたいものです。車検を通せば長く乗っていられますのでその時はお得に感じますが、いざ手放すことを考えたとき、タイミングが遅いと査定ゼロということにもなりかねないのです。買取査定額が高いうちに売却を考えるのも一つの手かもしれません。

買取査定の際、キズや凹み・その他不具合があるとマイナスポイントになります。それらを直して買取査定を依頼したとしても、修繕にかかった金額分だけ査定額がプラスになるということは、ほぼありません。日頃から気を配って車を扱うことが高価買取につながります。買取査定以前に、どんなところに気をつけていれば良いのか、簡単にご紹介します。また、これらに気をつけて大切に乗っている車であれば、買取査定時にそれをアピールしましょう。

●法定点検整備は受けていますか?
法定12ヶ月・24ヶ月点検は、破った際の罰則がありません。しかし、これは決して「点検整備しなくてもよい」ということではなく、それだけユーザーは重い管理責任を負わなくてはならないのです。また、点検整備をきちんと受けて記録簿に経緯が残っている車は、買取査定時にも評価が高くなります。日頃の安全面からも、買取査定の面からも、法定点検整備を受けておくことは大切です。

●日常点検はしていますか?
法定点検だけではなく、日常点検も大切です。高度な技術で製造されているとはいえ、車も機械です。小さな不具合でも積み重なれば負担が大きくなり、やがて大きな不具合を引き起こす可能性があります。買取査定時に後悔しないためにも、エンジンオイルは適度にかえるなど、日常から点検整備を心掛けましょう。

●その他
たとえば、ペットやタバコなど、普段からニオイにも気を配っていると買取査定に有利です。車内に荷物やゴミなどを放置しておくと予想外にニオイが発生したり、窓ガラスが結露しているとタバコのヤニを吸収し、これもニオイのもとになります。車内にニオイがあるとエアコンにまでニオイがつきやすくなりますので、車内の清掃をマメに行うことはオススメです。また、積載重量超過など、車体に負担をかける使い方も避けたほうが良いでしょう。

買取査定だけなら「車検証」と「自賠責保険証」だけでも良いのですが、売却契約になると「自動車税の納税証明書」なども必要になってきます。

なお、これらの書類はなくした・汚れたなどの場合でも再発行できますが、売却契約の段階で書類が揃わないと、買取業者も入金してくれないことがほとんどです(場合によっては違約金をとられる可能性まであります)。直前になってあわてることのないように、これらの書類は普段からしっかり管理しておきましょう。

また、「点検整備記録簿」があると強いアピールポイントになりますし、メーカー保証の期間内である車はメーカーの「保証書」があると、買取査定にさらに有利です。「取扱説明書」も、無いよりはあったほうが良いでしょう。高い買取査定額を引き出すためには、次のユーザーに“欲しい”と思わせるだけの信頼がなくてはなりません。車本体だけでなく、付随する書類がそろっていればこそ、その車への信頼度を高めることができるのです。

車買取専門店が査定する場合のカスタマイズの評価は、ケースによりまちまちですが、主に中古車市場で人気が出るかどうかにかかっていると言ってよいでしょう。「後付けした部品が人気のある商品である」などの場合には高評価になることがありますが、「個人の趣味に走りすぎたもの」や「一般に市場の興味が薄いもの」は、評価されないか、わるくするとマイナス査定になってしまいます。

オーディオ・カーナビ・エアロパーツは、業者によってはプラス査定になることも多いそうですが、カスタマイズにかかった金額分が、そのまま買取査定額に上乗せされるとは限りませんので、注意しましょう。また、取り付け方も買取査定時には反映され、雑な取り付けのカスタマイズはマイナス評価になりかねません。きれいに取り付けられていても、たとえば、パネル部分に穴を開けて取り付けたカーナビなどは判断が微妙です。あとで純正品に替えたい時に、その穴が残ってしまうからです。

正規ディーラーの下取り査定などは“メーカー認定”という立場上、非純正状態はマイナスにはたらきやすいですが、車買取店でも、やはり融通のききやすい「純正の状態、または純正に戻せる状態」が基本と言えそうです。高価買取査定のためには、本来の形状を変えるようなカスタマイズは避けたほうが良いでしょう。さらに、車検に対応していないパーツは評価の対象外ですし、メーターの交換も“走行不明車”扱いになる可能性がありますので、不用意に行わないほうが良いでしょう。

社外品のパーツに付けかえた際にも、取り外した純正品は保存しておきましょう。買取査定のときに、カスタマイズした状態と、純正のままの状態、どちらが高査定になるかわからないからです。取りつけた社外品パーツが人気のあるものだったり、単一ブランドでトータルチューンがなされている場合などは買取査定も高くなることがあります。

逆に査定額が下がることもありますが、純正状態、カスタマイズ状態のどちらが高査定になるかは、実際に査定を受けてみるまで判断が難しいでしょう。かといって、査定が低くなりそうだからと無理に純正の状態に戻すことはありません。純正品が保存してあれば、それを提示することで、マイナス査定を回避できる場合があります。

また、スタッドレスタイヤがあるときにはそれも用意しましょう。現在スタッドレスタイヤを装着しているときには、それも無理につけかえることはありません。純正タイヤを提示しながら買取査定を受けましょう。

サイト情報