高い買取査定を引き出すためには、複数の業者から査定を受けることが必須です。かといって、たくさんの買取店にひとつひとつ査定の申し込みをするのも面倒に感じられるでしょう。

そんなときに便利なのが車買取の「無料一括査定サイト」です。ここで注意したいのは、車買取の無料査定サイトはたくさんありますが、“買取業者直結の査定サイト”と“複数業者への一括査定サイト”があることです。ガリバー・アップルなどの“買取業者直結サイト”は、結局一社だけの買取査定になるのに対し、carviewや価格.comなどの“複数業者への無料一括査定サイト”は、サイトに登録された全国の買取業者から査定してもらえるのがポイントです。

この複数業者への無料一括査定サイトに情報を入力すると、
(1)全国の買取業者に情報が転送され、
(2)メールや電話などで大まかな査定額を聞くことができ、
(3)最終的に現物をみて買取査定、
という流れになります。

無料一括査定サイトを利用することにより、買取価格の相場を知ることができるとともに、その後の現物査定のときにも交渉が有利になります。(2)の時点でもっとも高い査定額を提示してきた業者の中から数社をピックアップして、(3)の現物査定を依頼するとよいでしょう。ただ、電話やメールで聞かされる査定額は、ユーザーの気をひくために実際よりも高い額が提示されがちです。現物査定では買取査定額がかわることが多々ありますので、注意しましょう。

また「車買取査定DB」という、中古車・買取相場データベースのサイトもあります。あくまで概算なので、非常に開きのある数字が出されますが、買取査定相場の把握という点では、手軽でたいへん便利です。

買取査定の前には、査定士の印象をよくするためにも車の清掃がかかせません。では、どんな清掃を行えばよいのでしょうか?おもなものをご紹介します。

●まず、不要な荷物などをおろそう
買取査定の際にはトランクルームなどのチェックも行われますので、不要な荷物はおろしておきましょう。車検証などの最低限の書類はダッシュボードに置くとしても、その他、個人的なものはすべて出してしまっても良いでしょう。チャイルドシートも取り外しておくと、その後の車内清掃がしやすくなります。

●車内の清掃をしよう
洗車よりも先に、車内の清掃を行いましょう。汚れたマットを出し入れするときにボディーを汚してしまう可能性があるからです。車内清掃は次のことを行ってみてください。
(1)フロアマットなどを外し、全体的に掃除機をかけます。
(2)フロアマットを洗うとともに、シートクリーナーでシートの汚れを除きましょう。シートクリーナーはカー用品店などに売っています。
(3)シールがあれば剥がすなどします。余裕があれば、フットペダルの泥もおとしておくと良いかもしれません。
(4)消臭をしましょう。フロアカーペットやマット・シートにファブリーズなどの消臭剤をかけます。どんなニオイがついているか自分ではわかりづらいので、気にならないと思っていても消臭剤はかけた方が良いと思います。

●洗車
水洗いにとどまらず、ワックスをかけるなどしてピカピカにしておきます。また、窓ガラスも拭いておきましょう。パッと見の印象は特に大切ですので、少し手間をかけて買取査定額を上げましょう。

●エンジンルーム
まず、エンジンルームが冷えていることを確認した上で作業します。水洗いする必要はなく、拭き掃除だけでいいでしょう。エンジンルームは意外にホコリがたまりやすいので、めだったものがあれば柔らかいブラシなどで取り除きます。また、エンジンオイルのにじみがあれば、使い古しの歯ブラシと中性洗剤を薄めたものでこすりましょう。その後拭き取ります。その他、全体的に拭き掃除をし、ゴムホースなども拭いておくと、より一層印象がよくなると思います。

目立つキズがあると、買取査定時にマイナス評価されてしまうことがあります。小さなキズであれば自分で消してしまうことができますので、試してみてください。キズ消しグッズはカー用品店などに売られています。コンパウンドはクリームクレンザーや歯磨き粉で代用できる場合があります。

●浅いキズ
≪1≫ウェスまたはティッシュに「仕上げ用コンパウンド」をつけ、キズに沿って磨きます。このとき磨く方向は必ず一方向にしましょう。
≪2≫樹脂入りのキズ用ワックスで仕上げます。普段のワックスがけと同様に、3回ほどワックス掛けしましょう。

●少し深いキズ
≪1≫キズを囲むようにしてマスキングテープを貼ります。
≪2≫次にコンパウンドで磨きますが、一気に消そうとせず、何回かに分けて、コンパウンドを足しながら磨いてください。
≪3≫水に濡らしたウェスなどでコンパウンドを落としてから、樹脂入りキズ用ワックスでワックス掛けをします。

●ボディまでのキズ
≪1≫サビが出ている場合は、マスキングテープで周囲をカバーしてからサンドペーパーでサビを落とします。サビのない場合は必要ありません。
≪2≫サビの出たところにサビ止め剤を塗ります。
≪3≫ボディカラーに合ったタッチペンを使います(ボディカラーは、ボンネットを開けたところにある小さな金属板=“コーションプレート”などに表示されています)。“塗る”というよりは“のせる”感覚で、塗料を丁寧においていきましょう。
≪4≫よく乾燥させ、仕上げ用コンパウンドで磨きます。
≪5≫樹脂入りキズ用ワックスでワックスがけをします。

車の買取査定は、かならず複数の業者から取りましょう。買取相場がわかりやすくなり、自分の車のより正確な価値を知ることができます。簡単な方法としては、インターネットサイトの無料一括査定を利用しておおまかな買取査定額をたずね、その中から高い査定額をつけた業者をいくつか選び、本格的に現車査定にきてもらう、といった方法が一般的でしょう。

知っておきたいのは、中古車の流通の仕方です。
1・・・買取店で車が買い取られる
2・・・業者オークション(販売店同士の中古車取引の場)にかけられる
3・・・中古車販売店の店頭にならぶ

通常、車買取業者は1~2の段階で、中古車販売店は2~3の段階で、それぞれ中間マージンをとります。ユーザーの立場にすると、やはりマージンがとられる機会を減らしたほうが得をすることになります。

ここで候補にあがってくるのが、まず「オークション代行業者」です。オークション代行業者を介して、直接、業者オークションに出品してもらうと、車買取店が取るはずである、1~2の中間マージンがユーザー(と、オークション代行業者)に還元されます。

また、3の、中古車販売店に直接売ってしまうという方法も考えられます。この場合、自分の車と同じような車種を取り扱っている販売店に行きましょう。中古車販売店からすれば、「この車を業者オークションで仕入れるといくらするのか?」という考え方になりますので、業者オークションでつく価格か、それ以上の買取査定額を出してくれる可能性があります。

このように、車買取をしている業者にもたくさん種類があります。複数の業者を検討して、どこが一番高く買い取ってくれるかを見極めると、よりおトクに車を売ることができます。

買取査定のとき、事前に自分の車のアピールポイントは把握しておきましょう。短い査定の時間に、査定士さんにどれだけアピールできるか、わからないからです。

自分の車にしかついていない機能や、特別仕様などは、改めて確認しておきましょう。特に、新車時にしかつけられない純正オプションなどは珍しく、買取査定額が高くなる可能性があります。また、こまめに手入れをしているようであれば、点検記録簿などを見せて、そのこともアピールしましょう。

カーナビ・オーディオなどの、後付けパーツの説明も大切です。商品の良さや、こだわったポイントなどを伝えると、意外に高い評価である場合もあります。この際、外した純正品が保存してあれば、それも提示します。とにかく何が高評価になるかわかりませんので、アピールできるものがあれば全て事前に揃えておきましょう。

また、マイナスポイントになるような個所があっても、査定士さんに率直に伝えましょう。査定士さんもやはりプロですので、不良個所があれば黙っていても発見されます。下手に隠しごとをすると「他にも不良個所があるのではないか?」と疑われ、より一層のマイナス査定が出されてしまうかもしれません。車を売るときには、ユーザーであるあなたが営業マンです。車の買取査定士も、隠しごとをするような営業マンから商品を買いたくないのは人情でしょう。

車の買取査定では、デメリットは正確に伝えるとともに、メリットは最大限にアピールすることが大切です。

買取査定時の交渉術を考えてみましょう。「安く買い叩かれるのではないか?」といった懸念から、買取査定時にもシビアな感情になりがちですが、現場に来てくれる査定士さんも人間です。明るい雰囲気で取引できれば、買取査定額やその後のフォローサービスにも期待できるかもしれません。横柄な態度は避けましょう。

●雨の日に買取査定?
“雨の日に買取査定を依頼するといい”という話があります。理由は、雨であれば細かいキズが見えにくくなるので査定が高くなる、といったことのようです。しかしこれは場合によりまちまちで、雨で見えなくとも、最悪のケースを見越した査定額を出す査定士さんもいて、その場合、実際よりもマイナスな買取査定額になる可能性があります。

●査定士さんをバッティング?
休日しか時間がとれない場合など、予期せずとも査定士さんがバッティングするようなケースは多々あるのではないでしょうか。事情を伝えれば、決して不自然な戦略ではないと思います。複数の査定士に同時に来てもらえば、何度も説明する手間がはぶけるとともに、店同士の競合で、買取査定額が上がっていくことも期待できます。

●希望買取額は「わからない」
車買取店との交渉では、必ずといっていいほど「ご希望の買取額はいくらですか?」または「他店ではどのような査定額になりましたか?」などと聞かれます。これに対しては、ひたすら「わからない」と答えましょう。不用意に手の内を明かすことはありません。必ず買取店側から金額を提示してもらうようにし、持ち帰って検討しましょう。

●デメリットは前に、メリットは後に!
買取査定時、車の状態を説明するときには、まずデメリット(ぶつけて交換した箇所がある、など)を先に伝えましょう。その後にメリット(良いオプションがついている、など)を説明したほうが効果的です。日本語の特性として後にきた言葉のほうが印象に残りますので、査定士さんにも愛車の良い印象を重点的に残すことができます。ちょっとしたことですが、ぜひ試してみてください。

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